連歌


湯築城跡(松山市道後公園)の武家屋敷(復元)内に再現されている連歌の催し。上座には指導者の宗匠、手前右には句を書きとめる執筆(しゅひつ)役の武士が坐っている。

連歌は複数の人が会して、五七五の上の句と七七の下の句を交互に詠み続け、百韻(百句)を完成させるというのが一般的な形式。

雪ながら山もと霞むゆふべかな    宗祇
  行く水遠く梅にほふ里        肖柏
河風にひと叢(むら)柳春見えて    宗長
 舟棹(さ)す音も著(しる)き暁けがた 祇
月やなご霧りわたる夜に残るらむ   柏
 霜おく野原秋は暮れけり        長
(以下略)


というように詠み続けていくのが連歌である。俳諧(俳諧連歌)も同様の形式で、

白虎か竹の林のまだら雪  友仙
 霰の玉をなぐる雲龍(うんりゅう) 正章
ちょぼちょぼと穴ある淵の薄氷(うすらひ)に 長頭丸
 蓮の根をとる人の危き 政信
足もとの菱のとがりを踏みたてな 季吟
 月なき頃に寄する城攻め 安静
(以下略)


というように詠み続けていくものであるが、「連歌と俳諧との差異は、俗語および漢語を含むか含まないか、表現が刺激的であるかないかによって区別される」(小西甚一)という。俗語・漢語を排し、刺激的な表現を避けて、「雅」の世界に徹するのが連歌。この枠組みを踏み出して、「俗」の世界もとり入れることができるのが俳諧ということになるであろうか。

【参考文献】
小西甚一『俳句の世界』講談社学術文庫 1995年1月

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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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