「犀の角のように」

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愛媛県立とべ動物園のクロサイ(野生種の生息地アフリカ)、角は2本。インドサイは角が1本である。仏典『スッタニパータ』には「犀の角のようにただ独り歩め」という教えがある。

あらゆる生きものに対して暴力を加えることなく、あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなく、また子を欲するなかれ。況んや朋友をや。犀の角のようにただ独り歩め。
交わりをしたならば愛情が生ずる。愛情にしたがってこの苦しみが起る。愛情から禍いの生ずることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。
朋友・親友に憐れみをかけ、心がほだされると、おのが利を失う。親しみにはこの恐れのあることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。(以下略)


『スッタニパータ』は仏典の中で最も成立の古いものといわれる。「犀の角のように」というのは、犀(インドサイ)の角が一つしかないように、求道者は他の人々からの毀誉褒貶にわずらわされることなく、ただひとりでも、自分の確信にしたがって、暮らすようにせよ、の意であるという(中村元)。

【典拠文献・参考文献】
中村元訳『ブッダのことば スッタニパータ』岩波文庫(改版) 1984年5月

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テーマ : 歴史雑学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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