中島敦「ヒクイドリ」の歌

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中島敦(1909-1942)の歌稿にある「火喰鳥(ヒクイドリ)」の歌

   火喰鳥
火くひ鳥火のみか石も木も砂も泥も食はんず面構(つらがま)へかも


寛政元年(1789)にオランダ船が舶載し、同4年まで各地で見世物となった駝鳥は、実際にはヒクイドリだったという。今日残っている「駝鳥之図」という寛政2年の引札(広告の札。今のチラシにあたる)では、この鳥の羽が「疱瘡麻疹疫疹のまじなひ」になると説明している。興行の折りにはその羽が販売されていたのであろう。

〔画像は愛媛県立とべ動物園〕

【典拠文献】
『中島敦全集1』ちくま文庫 1993年1月
川添裕『江戸の見世物』岩波新書 2000年7月
川添裕「舶来動物と見世物」(中澤克昭編『人と動物の日本史2 歴史のなかの動物たち』吉川弘文館 2009年1月)

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