「シロクマ」「ホッキョクグマ」

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明治時代のことだが、上野動物園では園内で飼育しているツキノワグマのアルビノ(色素が形成されない白化型)の個体を白熊と呼びならわしていた。明治35年(1902)、同園が北極地方のいわゆるシロクマを購入した際、「この白熊と呼ばれたツキノワグマと区別するために、北極産の白いクマの和名はシロクマではなく英名ポーラーベアの訳でもあるホッキョクグマになった」(小宮輝之『物語上野動物園の歴史』)ということである。

中島敦(1909-1942)の「白熊」の歌。この「白熊」はホッキョクグマ。

  白熊
仰向けに手足ひろげて白熊の浮かぶを見ればのどかなりけり


〔画像は愛媛県立とべ動物園〕

【典拠文献・参考文献】
『中島敦全集1』ちくま文庫 1993年1月
小宮輝之『物語 上野動物園の歴史』中公新書 2010年6月

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テーマ : 歴史雑学
ジャンル : 学問・文化・芸術

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