道後温泉の源泉発見譚-白鷺伝説

道後温泉は白鷺によって発見されたという近世の民間伝承がある。――昔、足を傷つけた一羽の白鷺が岩間から湧き出す湯を見つけ、毎日飛んで来てその湯に足を浸していた。しばらくすると傷は完全に癒え、白鷺は元気よく飛び去った。これを見た人々は不思議に思い、岩間の湯をためしてみると効験いちじるしく、病の全快するものが現れた。これが道後温泉の始まりとするものである。白鷺が発見したその源泉の場所は、今の道後温泉の北に隣接する鷺谷であったといわれ、「鷺石」と称する記念の石が置かれた。この石は現在、道後温泉駅前の放生園にある。

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放生園の「鷺石」。一面に白鷺の足形があるという。

この源泉発見譚によって白鷺は道後温泉のシンボルとなった。

【典拠文献・参考文献】
「道後温泉」編集委員会編『道後温泉 増補版』松山市 1982年3月
『愛媛文学手鏡』愛媛文学叢書刊行会(代表和田茂樹) 1987年4月

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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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