道後温泉の句

①温泉の町に紅梅早き宿屋哉 正岡子規
②柿の木にとりまかれたる温泉哉 (同)
③温泉の町を取り巻く柿の小山哉 (同)
④湯あがりを暫く冬の扇かな 内藤鳴雪
⑤湯に入るや昼寝さめたる顔ばかり 高浜虚子
⑥ふるさとに花の山あり温泉あり (同)
⑦温泉めぐりして戻りし部屋に桃のいけてある 河東碧梧桐
⑧春風やふね伊予によりて道後の湯 柳原極堂
⑨行雁や別府に厭きて道後の温泉 村上霽月
⑩伊予と申す国暖かに温泉わく 森盲天外
⑫天平の古き湯釜の夏供養 酒井黙禅
⑬しんとろり三千年のお温泉の味 前田伍健
⑭温泉の春子規漱石のこともきゝ (同)
⑮温泉でなもし言葉も土産にし  (同)
⑯いろいろの歴史道後の湯はつきず (同)


①③⑦⑨⑬の「温泉」は「ゆ」のよみ、②⑥⑩の「温泉」は「いでゆ」のよみであろう。⑬の「しんとろり」は濃く柔らかくとろりとしているさまを表す語。⑬以下の前田伍健は川柳人である。

【参考文献】
和田茂樹編『松山の文学散歩 子規とふるさと人の詩歌』松山市文化財協会 1975年3月

にほんブログ村 歴史ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 松山情報へ
にほんブログ村


テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QRコード