虚子、寒さの句

①寒き故我等四五人なつかしく
②足さすり手さすり寝(い)ぬる夜寒かな
③卓上に手を置くさへも冷たくて
④両脚を伝ひて寒さ這ひ上る
⑤石に腰しばらくかけて冷たくて
⑥各々は小諸寒しとつぶやきて
⑦我(わが)さむさ訪(と)ひ集(つど)ひくる志
⑧その辺を一廻りしてただ寒し
⑨吹く風は寒くとも暖遅くとも
⑩幾何(いくばく)の寒さに耐ゆる我身かも
⑪手で顔を撫づれば鼻の冷たさよ
⑫寒ければ防空頭巾著て書見
⑬眠れねば足の先き冷えまさりつゝ
⑭この寒さ身を引締めてつとめけり


①は昭和14年の句。②③は17年の句。④は18年の句。⑤~⑧は19年の句。⑨は20年の句。⑩は21年の句。⑪は24年の句。⑫は29年の句。⑬は30年の句。⑭は31年の句。

【典拠文献】
高浜虚子『虚子五句集(上)』岩波文庫 1996年9月
高浜虚子『虚子五句集(下)』岩波文庫 1996年10月

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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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