子規、寒さの句

①うたゝねはさめて背筋の寒さ哉
②のら猫をかゝえて寝たる寒さ哉
③日のあたる石にさはればつめたさよ
④筑波嶺に顔そむけたる寒さかな
⑤薔薇の花の此頃絶えし寒さ哉
⑥はつきりと富士の見えたる寒さ哉
⑦見上げたる高石かけの寒さ哉
⑧寒き日を書もてはひる厠(かわや)かな
⑨世の中のひつそりとなる寒さ哉
⑩出家せんとして寺を思へば寒さ哉
⑪写し見る鏡中の人吾寒し
⑫松山の城を見おろす寒哉
⑬みとりする人は皆寝て寒哉
⑭寒き夜の銭湯遠き場末哉


①は明治26年の句。②③④は27年の句。⑤~⑧は28年の句。⑦の「高石かけ」は松山城の北ノ郭。⑨⑩は30年の句。⑪は31年の句。前書きには「病中小照自題」とある。⑫⑬は32年の句。⑭は33年の句。

【典拠文献】
『子規全集』第1巻(俳句1)講談社 1975年12月
『子規全集』第2巻(俳句2)講談社 1975年6月
『子規全集』第3巻(俳句3)講談社 1977年11月

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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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