春の七草

春の七草の「ななくさ」という語は、「七種」と書くのが語源的には正しいのだそうである。「ななくさ」は「七種菜(ななくさな)」を略した語であるらしい(「くさ」は種類の意)。

春の七草については、古くから次のような歌があって、覚えやすいようになっている。

せり なづな ごぎゃう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞななくさ


せり なづな ごぎゃう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ 春のななくさ


すずなは蕪、すずしろは大根であるらしい。小泉武夫(発酵学・醸造学)著『食と日本人の知恵』によると、この七種はすべて越冬性の強い植物で、冬枯れの季節にこれらを食べるのは青物の補給という意味で栄養学的にも理にかなっているという。なかでもせりは、その匂いの成分であるピネン系やフェノール系化合物が心身をともに溌剌とさせるはたらきを持っているという。

【参考文献】
池田彌三郎『私の食物誌』岩波書店 1995年6月
小泉武夫『食と日本人の知恵』岩波現代文庫 2002年1月

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テーマ : 雑記
ジャンル : 学問・文化・芸術

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