虚子の失敗談

高浜虚子が雑誌「ホトトギス」の発行を引き受けたころのエピソード。刷り上がった雑誌の発送の仕方がわからなかったので、後で郵便局から苦情をいわれるようなことをしてしまったと、虚子本人が述べている。

はじめ雑誌を発送する時分に、それをどこへ持って行っていいか判らぬのでね、真砂子(注-虚子の長女)の乳母車に積んで持って行き近所のポストに入れて一杯になると次のポストに入れ、また次のポストに入れるという風にしたです。
するとね、郵便局から抗議が来ましてね、あんなことをされては集配人が困るというんです。
郵便局へ持ってゆくことを知らなかった。 (高浜虚子『俳談』)


乳母車をおし、雑誌をポストに詰め込んでいる虚子。その光景を想像すると可笑しくなる。乳母車など見たこともないという方も大勢おられるかと思うが、ある程度容量があるので、台車代わりに使うことも可能である。

【典拠文献】
高浜虚子『俳談』岩波文庫 1997年12月

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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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