「掛乞の大街道となりにけり」

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掛乞(かけこい)の大街道(おおかいどう)となりにけり


子規、明治25年(1892)の句。「掛乞」(冬の季語)は掛売りの代金の集金人。歳末掛乞の往来の激しい風情を詠んだ句である。

これも「大街道」といふのは大きな街道といふ意味ではなく、松山にある町の名前である。松山の南北に通じてをる比較的広い町であって、それを大街道と称へてゐた。(中略)その町はふだん店が両側に連なってゐて、物売りなども沢山通るし、往来の人も沢山あるが、大晦日の暮れともなれば、掛乞の通るのが特に目立って見えるといふ句である。その時分の年の暮れの感じも出てゐる。(高浜虚子『子規句解』)


画像は大街道商店街一番町口。大正の中頃までこの通りには大法院川という名の小さな川が流れていた。→2013年8月12日記事参照。

【参考文献】
高浜虚子『子規句解』創元社 1946年10月

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