正岡子規、野球姿の銅像(道後放生園)

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昨日(3月20日)除幕の正岡子規銅像(道後温泉駅前「放生園」)。明治23年(1890)春撮影の野球姿の子規の写真をもとに制作された銅像である。この野球姿の写真については、子規自身が「写真は丸木にて写し、バットと球とを以て運動家の如く写せし也」(『筆まかせ』第三編「写真の自讃」)とコメント。「丸木」は東京の写真師丸木利陽である。

子規は青年時代、野球に熱中。バット一本・球一個を命のようにも思っていた(「明治二十一年は一橋外の高等中学寄宿舎の暖炉のほとりにて迎えぬ。この頃はベースボールにのみ耽りてバット一本球一個を生命の如くに思い居りし時なり」随筆「新年二十九度」)。

随筆『松蘿玉液』では野球のルールを紹介。英語の野球用語を「投者(ピッチャー)」「攫者(キャッチャー)」「直球(ヂレクトボール)」「審判者(アムパイア)」「本基(ホームベース)」「廻了(ホームイン)」「除外(アウト)」「打者(ストライカー)」「走者(ラナー)」「満基(フルベース)」「死球(デッドボール)」「飛球(フライボール)」などと訳した。

俳句では、「草茂みベースボールの道白し」「夏草やベースボールの人遠し」、短歌では、「久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも」「国人ととつ国人とうちきそふベースボールを見ればゆゝしも」「若人のすなる遊びはさはにあれどベースボールに如()く者はあらじ」「九つの人九つのあらそひにベースボールの今日も暮れけり」などと野球を詠んでいる。新海非風との合作小説「山吹の一枝」でも野球を描いた。これは日本で最初の野球小説ともいわれている。

【参考文献】
『子規全集 第二巻 俳句二』講談社1975年6月 
『子規全集 第三巻 俳句三』講談社1977年11月
『子規全集 第六巻 短歌 歌会稿』講談社1977年5月
『子規全集 第十巻 初期随筆』講談社1975年5月
『子規全集 第十一巻 随筆一』講談社1975年4月
『子規全集 第十二巻 随筆二』講談社1975年10月
『子規全集 第十三巻 小説 紀行』講談社1976年9月

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テーマ : 歴史上の人物
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