「伊佐庭翁頌徳碑」(道後公園)

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道後公園にある伊佐庭如矢(いさにわゆきや)の頌徳碑。

伊佐庭翁頌徳碑
  安倍能成書


伊佐庭如矢(1828-1907)は道後湯之町の初代町長(1890・2-1902・1在任)。松山に赴任した漱石が「余程立派なる建物」(狩野亨吉あての書簡)と言って驚いた道後温泉本館は、伊佐庭如矢が周囲の反対を押し切って建設した。如矢はほかにも道後鉄道を設立、道後公園も整備するなど、町の発展に力を尽くした。

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碑は昭和27年(1952)9月の建立。碑陰には次のようにある。

 翁名は如矢震庵と号す其先は土佐の人文政十一年伊予国
道後に生る学を三上是庵に受く明治維新の後松山城廓将に
廃毀せられむとするに当り翁深く之を慨し有司に説きて其
厄を免れしめたり尋で家塾を松山に開き従学の徒千余人に
及ぶ後職を内務省愛媛県に奉ず
 明治二十三年町制実施に際し選ばれて道後湯之町々長と
なるや先づ温泉を町営に移し全浴室を改造し新に又新殿霊
之湯を設け更に道後鉄道の敷設道後公園の創開を促し以て
温泉百年の大計を樹つ任に在ること十有三年爾来風月を娯
み悠々自適す明治四十年九月四日病みて卒す享年八十
 翁性恬淡意濶如たり凡百の技通ぜざるなし而して温泉今
日の偉容と隆昌とは全く翁の力に因る偉なりと謂ふべし嗚
呼伊佐庭岡の翠鬱々として移ることなく熟田津の湯滾々と
して長く湧く正に翁の徳を頌するに似たり茲に其功を石に
刻して以て不朽に伝ふ
 昭和二十七年九月 伊佐庭翁頌徳会



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伊佐庭如矢が建設した道後温泉本館(国指定重要文化財)。

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テーマ : 歴史上の人物
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