正岡子規「新場処や」の句碑

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新場処や紙つきやめばなく水鶏(くいな) 子規


松山市日の出町の石手川沿いにある子規の句碑。句は子規、明治25年(1892)夏の作。日の出町付近は昔、素鵞村に属しており、『温泉郡誌』に「本村に於て特記すべきものは和紙の製造なり。奉書・再製・塵紙その他の産額一ヶ年十二万八千八百余束に及ぶ」(『新編温泉郡誌』第百四十二章「素鵞村」)と記されているように、和紙の生産地であった。句の「新場処」はその和紙職人が集住していた辺り、「紙つき」は和紙の原料である楮・三椏を臼でつく作業である。句碑は当地が紙の里であったことを偲んで、昭和57年(1982)に建てられた。この句碑の隣りには当地に生家があった五百木飄亭の「そゞろ来て橋あちこちと夏の月」の句碑もある。

【参考文献】
松田卯太郎編『新編温泉郡誌』松山石版印刷所 1916年3月
松山市教育委員会編『俳句の里 松山』松山市立子規紀念博物館 2013年3月

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