正岡子規、松山城の漢詩

明治14年(1881)10月のある日、子規(数え年15歳)は友人二、三人と松山城に登った。下に記す同年の子規の漢詩「明治辛巳十月与二三子登松山城而作」はこのときの印象を詠んだものである。

明治辛巳十月与二三子登松山城而作
偶扶藜杖上山巓
四望豁然秋景鮮
喜見僻陬沐王化
幾千万屋起炊烟

明治辛巳十月 二三子と松山城に登りて作る
たまたま藜杖に扶(たす)けられて山巓に上れば
四望豁然 秋景鮮やかなり
喜んで見る 僻陬の王化に沐せるを
幾千万屋 炊烟起こる


「藜杖」=あかざの茎で作ったつえ。「僻陬」=中央から遠く離れたへんぴな土地。「王化」=君主の徳によって世の中をよくすること。「炊烟」=炊事のけむり。

DSCF9799_convert_20140913112005.jpg

DSCF9802_convert_20140913112052.jpg

DSCF9804_convert_20140913112143.jpg

DSCF9813_convert_20140913112307.jpg

DSCF9815_convert_20140913112419.jpg

DSCF9817_convert_20140913112454.jpg

DSCF9811_convert_20140913112218.jpg

【参考文献】
『子規全集』第8巻(漢詩 新体詩)講談社 1976年7月

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 愛媛県情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 松山情報へ
にほんブログ村

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
QRコード
QRコード