「熟田津」の歌碑(松山市御幸1丁目・護国神社)

▼ 護国神社の境内にある「熟田津」の歌碑
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熟田津爾船乗(にきたつにふなのり)
世武登月待者(せむとつきまてば)
潮毛可奈比沼(しほもかなひぬ)
今者許藝乞菜(いまはこぎいでな)



▼ 副碑
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「昭和四十二年七月五日 熟田津の歌を讃うる会」とある。

「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」。『万葉集』巻1の8番、額田王の歌。万葉屈指の名歌であるが、「月待てば」は月の出を待つのか、満月を待つのか、「潮もかなひぬ」は満潮になることをいうのか、潮の流れがよくなることをいうのか、その解釈を確定させることは難しい。「熟田津」の地も確定されておらず、三津説、和気・堀江説、重信川河口説など諸説がある。

護国神社境内のこの歌碑は、「熟田津」の歌を愛する県内外の人々からの幅広い醵金によって建立された。自然石のみごとな碑石で、国内最高の万葉歌碑ともいわれる。歌碑の字は『万葉集』元暦校本(平安中期書写)からの採字。

【参考文献】
佐竹昭広・山田英雄・工藤力男・大谷雅夫・山崎福之校注『万葉集(一)』岩波文庫 2013年1月

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