秋山真之の胸像(秋山兄弟生誕地)

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「秋山兄弟生誕地」(松山市歩行町)にある秋山真之(1868-1918)の胸像。海上自衛隊幹部学校(東京都目黒区)所蔵「秋山中将像」の複製である。同校所蔵のオリジナルは真之の海軍大学校教官時代の教え子らが醵金し、イタリアの彫塑家リナルディに依頼して、大正14年(1925)に制作された。真之の三男・中(ただし)の一文にこの胸像のことが出ているので引用しておこう。

父の海大教官時代の教え子の方々の醵金によって、イタリーの彫刻家に依頼した父の胸像が完成したのは没後数年たってからのことである。この胸像は終戦まで、海軍省の軍令部長室に置かれていた。
ところが終戦直後のある朝、母が門前に出てみるとこの胸像が置いてあるではないか。驚いて早速人手を頼み、庭に台を作って安置した。あとで判ったことだが、米軍が進駐してくると破棄されるかもしれぬと懸念して心ある人々が、夜中逗子の拙宅へ届けてくれたものだった。
それから二十年、この胸像はわが家の庭で竹やぶを背に旧横須賀港を睨んでいた。ご近所の方はわが家を胸像の家と呼んでいた。(秋山中「秋山真之の「女大学」」)



【参考文献】
『文藝春秋にみる「坂の上の雲」とその時代』文藝春秋 2009年11月

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テーマ : 歴史上の人物
ジャンル : 学問・文化・芸術

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