正岡子規、常楽寺の句

▼ 六角堂常楽寺(松山市勝山町2丁目)
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狐と狸の共存で知られる常楽寺。正岡子規の『散策集』明治28年9月21日条には「常楽寺二句」として次の句がある。

狸死に狐留守なり秋の風
松が根になまめき立てる芙蓉哉


「狸死に狐留守なり」の意はよくわからない。寺が荒廃していたというようなことを言い表したのであろうか。

▼ 一万の地蔵尊(道後一万集会所前)
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常楽寺の北200mほどのところにある地蔵尊。『散策集』同日条にはこの地蔵尊を詠んだ句もある。

堂崩れて地蔵残りぬ草の花


当時は堂が崩れて露坐と地蔵となっていたようである。

『散策集』は明治28年の秋、病後療養で帰省中の子規が松山周辺を五度にわたって吟行したときの句集である。140余りの句が収められているが、それらによって当時の松山の姿を知ることができる。

【参考文献】
松山市教育委員会編集・発行『子規遺稿 散策集』(増補版)1977年11月

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