正岡子規「興居島に遊ぶ」

正岡子規、明治16年(1893)、数え年17歳の時の漢詩「遊興居島(興居島に遊ぶ)」。

 遊興居島
舟維翠柳碧桃湾
竹杖独将探勝寰
山上人家識多少
鶏声遥在白雲間

 興居島に遊ぶ
舟は維(つな)ぐ 翠柳 碧桃の湾
竹杖独り将(と)りて 勝寰を探る
山上の人家 多少を識る
鶏声遥かに 白雲の間に在り


「翠柳」は青々と茂ったやなぎ。「碧桃」は青緑色をしたももの実。当時の興居島は桃の産地であった。「勝寰」はすぐれた景色、よい眺めの意で用いているのであろう。

子規には興居島を詠んだ句もある。

鶏鳴くや小富士の麓桃の花

明治28年(1895)の句。「小富士」は興居島の南に聳える標高282mの山。

▼ 興居島(画像中央の山が小富士)
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【典拠文献】
『子規全集』第8巻(漢詩 新体詩)講談社 1976年7月

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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
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