芭蕉「蛸壺」の句

蛸壷やはかなき夢を夏の月


松尾芭蕉、貞享5年(1688)『笈の小文』の旅での句。前書には「明石夜泊」とあるが、実際にはこの旅では明石に泊まっていないらしい。「夏の月が照らす下、海底では蛸壷の中で蛸がはかない夢を見ている。夜が明ければ、蛸壷もろとも引き揚げられ命果てるとも知らずに」が句意。おかしさと哀れみの情とが入り交じった句。季語は「夏の月」。

▼ 蛸壷・二神島
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【典拠文献・参考文献】
雲英末雄・佐藤勝明『芭蕉全句集』角川ソフィア文庫 2010年11月
山本健吉『芭蕉全発句』講談社学術文庫 2012年2月

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