「日永さやいつまでこゝにいよの富士 其戎」


日永さやいつまでこゝにいよの富士 其戎
大原其戎(1812-1889)の句。明治21年(1888)5月13日、久万ノ台成願寺での句会で詠まれた。「いよの富士」は興居島の南に聳える伊予小富士(標高282m)。山容が富士山に似ているのでその名がある。
大原其戎は正岡子規が師と仰いだ三津栄町(現在の松山市三津1丁目)の俳諧の宗匠。子規は自撰自筆の選句集『なじみ集』にこの句を収めた。
句碑は本年(2013年)5月、其戎の子孫によって恵美須神社(三津2丁目)境内に建立。同月26日に除幕式がおこなわれた。碑表は子規『なじみ集』の文字の拡大。
▼ 興居島の伊予小富士





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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
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